オリンピック直前!パリ在住・中村江里子が「エコを楽しみに変える」パリの生活術&取り組みを現地リポート
ファッション都市・パリが行う街ぐるみの洋服リサイクル
大規模な取り組みは、衣類の分野でもありました。 パリの街中に置かれた、大きな緑色のボックス。 中村: フランスの人だったらみんな知っているボックスなんですけど。 これ多分、日本にはないと思うんですよ 市内の300カ所以上に設置されているその正体は… 不要になった衣類を回収するボックス。 パリ市と民間の業者がゴミを減らす為、共同で設置したもので、いらなくなった洋服、カバン、靴などを入れることができます。 中村: 私もこれよく使っているんですけど、 例えば小さくなっちゃったりした靴って誰かに譲れるじゃないですか。 でもちょっと裏が外れてしまったとか、生地が壊れてしまったとか そういう靴はここに入れにきたり 集められた衣服はパリ郊外にある施設に集められ、 ①お店で売れるもの、②海外に寄付するもの、③繊維などにリサイクルするもの、④燃料にするもの の4種類に選別。 このシステムにより、年間およそ5000トンもの衣類が再利用されるということです。 他にもパリでは、シェアサイクルが広がりを見せ、道路の半分を自転車専用レーンにする動きが加速。 また市内各所に誰でも生ゴミを持ち込めるコンポストが設置されていて、2024年からはフランスの全自治体で生ゴミの分別が義務化されるなど、様々なエコの取り組みが生活で拡大中。 オリンピックを機に、脱炭素社会への意識はますます高まっているそうです。 中村: 日々の気づきを形にしていく。自分ができることを楽しんでやるというのが、フランスの方達はよく知っているのかな エコを楽しみながら、地球にも自分にも優しい暮らしにつなげていく。 そんなパリ市民の姿が、中村さんの現地リポートから見えてきました。
めざましmedia編集部