NHK報道拠点の建物完成 資材高騰、建設費57億円増
NHKは1日、建て替え中のNHK放送センター(東京都渋谷区)で、情報棟の建物が完成したと発表した。報道の拠点となる施設で、2026年の運用開始を目指す。建築資材や人件費の高騰で、建設費は当初予定していた600億円から57億円増となった。 【写真】NHK、2年連続の赤字予算 24年度、受信料も減収見込み
情報棟は地下1階、地上11階建てで高さ約60メートル。延べ床面積は約7万7千平方メートル。ニュースセンターや国際放送スタジオなどが入り、大規模災害に見舞われても放送を継続できるよう整備する。 現在の放送センターは1965年から使用。老朽化に伴い、2020年9月から場所を移さずに建て替えを進めている。