八木勇征、一筋の涙流す 井上祐貴、櫻井海音、椿泰我共演作『ぼくまほ』メインビジュアル&予告編公開
鈴木おさむ氏が原作・脚本を務め、八木勇征(FANTASTICS)が主演、井上祐貴、櫻井海音、椿泰我(IMP.)らの共演による青春映画『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』(2025年2月21日公開)のメインビジュアルと予告編が18日、公開された。それに合わせて、FANTASTICSの新曲「春舞う空に願うのは」が主題歌に決定した。 【動画】「人生で一回だけ魔法が使える」という秘密を告げられるところから始まる予告編が解禁! 今年3月31日をもって、放送作家業・脚本業からの引退を発表した鈴木氏が、「辞める前に、どうしてもこの作品を作りたかった」と語っていた念願の企画となる。2019年の初演以降、何度も再演されている朗読劇を最旬のキャスト陣で映画化した。 田舎の小さな村の少年たちは18歳になると、「この村で生まれた男の子は、人生で1度だけ魔法を使うことができる。ただし、20歳までの2年の間に使わなければならない」ということを伝えられる。村の大人の男たちが過去にどんなことに魔法を使ったのかは、自分たちが魔法を使うまでは知ることができない。主人公たち4人の男子高校生は「何に魔法を使うか」を考え始める。それはかけがえのない体験となり、感動のクライマックスを迎える。 今回公開された予告編は、明るい未来を思い描くアキト(八木)、ハルヒ(井上)、ナツキ(櫻井)、ユキオ(椿)の4人が「人生で1回だけ魔法が使える」という秘密をテツ爺(笹野高史)から告げられるところから始まる。桜吹雪が舞う中、身体の弱いハルヒを背負ったアキトらが鬼ごっこをする幼少期の姿から、高校生になった彼らが自転車に乗る姿に切り変わるシーンでは、4人の変わらぬ仲の良さが印象的に描かれる。 「魔法の使い道」について会議する場面でも、ムードメーカーのユキオを始め、和気あいあいと笑い合う姿からは確かな絆がうかがえる。しかし、魔法が使えるということは、楽しいことばかりではない。プロのピアニストへの夢を追うアキトは、夢をつかみ取るために魔法は使いたくないという一方、父親の病気のせいでサッカー選手になる夢を諦めざるを得なかったナツキは、魔法で自分の人生を修復するのだと、激しく衝突してしまう。 人生で一番選択肢がある時に使える魔法を自分の願いをかなえるためか、誰かの幸せのために使うのか。たくさんの想いを抱え、涙を流しながらも4人はかけがえのない選択をすることになる。何に魔法を使うのが正解なのか、はたまた正解があるのかとすらも考えさせられる本編への期待が一層高まる予告映像に仕上がっている。 また、メインビジュアルも公開された。自身の人生について、真剣に悩み、葛藤する4人の若者たちの物憂げで大人びた表情が印象的に映し出されている。青空の背景に魔法を使う際に必要となる葉っぱがちりばめられ、白シャツに身を包んだ姿からはさわやかで清々しいデザインに仕上がっている。アキトのほおに伝う一筋の涙のわけとは。