【JRA賞占う】香港馬ロマンチックウォリアーの受賞なるか?外国調教馬がJRA賞なら史上初
28日にホープフルSが終了し、JRA賞の記者投票期間がスタートした。JRA賞は記者投票の結果に基づき、年度代表馬、競走馬各部門の受賞馬が決定し、1月上旬に発表されることになる。今年も各部門で激戦が予想される。 ◇ ◇ ◇ 注目される部門賞の1つが「最優秀マイラー」だ。最有力候補はソウルラッシュ(牡6、池江)で間違いない。今年は日本と香港で5戦し、2勝2着2回3着1回という安定感抜群の成績。春の安田記念が3着、秋のマイルCSが圧勝。暮れの香港マイルも2着に好走した。 ソウルラッシュの存在の一方で、もう1頭、票を集めそうなのが、香港の最強馬ロマンチックウォリアー(セン6、C・シャム)だ。日本国内で走ったのは安田記念1戦のみ。ただ、好メンバー相手に歴史的な勝利(外国馬は18年ぶり4頭目)を挙げた。国内のレースではないものの、JRAで海外馬券発売された4月のクイーンエリザベス2世C、12月の香港カップで日本馬を難なく撃破。特にレース史上初の3連覇となった香港カップでは日本の前年クラシックホース2頭を子ども扱いし、日本の競馬ファンに衝撃を与えた。仮に外国調教馬がJRA賞を受賞すれば、史上初となる。 「最優秀3歳牝馬」部門はオークス、秋華賞の2冠を制したチェルヴィニアと、有馬記念を制したレガレイラの木村厩舎2頭、桜花賞馬で牝馬3冠&香港ヴァーズを好走したステレンボッシュで票が分かれそうだ。 最優秀ダートホースはチャンピオンズC連覇の他、Jpn1を2勝しているレモンポップが優勢。ただ、フォーエバーヤング、ウシュバテソーロ、ウィルソンテソーロ、ラムジェットなどが出走する29日のG1東京大賞典を残しており、最後まで目が離せない。