【FX取引】 4人に1人は10万円未満の資金量でスタート―目的は「資産運用」「老後資金」
証券会社の担当者を通じて株や為替の取引をしていた時代は、「資産運用」は限られた人のものだった。スマートフォンで情報を収集・分析し、買い注文ができるようになった今、ハードルはぐっと下がったといわれるけれど…いったいその実態は? 金融情報メディアの合同会社WOZ(東京都渋谷区)が外国為替証拠金(FX)取引をしているFXトレーダー1008人に9月初旬にアンケート調査を実施。
FXを始めた理由(複数回答)は、「資産運用」74.5%が圧倒的に多く、「老後資金を貯める」40.0%、「少額から始められるから」28.2%が続いた。
FXを始めた当初資金量は、「10万~20万円」14.7%が最多だったが、回答は大きな偏りなく分散している。「1万円未満」3.9%、「1万~5万円」9.1%など、背伸びせずに出せる額から投資デビューしている人も一定数いる。
取引している通貨ペアの主流は「米ドル/円」76.4%。取引量が多く、情報も入手しやすいことで、敷居が低いと考えられる。一方で、多数派ではないが、値動きが大きく、大きな収益が狙える通貨を志向する人もいる。
市場分析の方法としては、ファンダメンタルズとテクニカルを併用する人が46.1%と半分近く。
投資関連のweb記事や、FX会社が提供するデータ、FX専門サイトなどで情報収集している人が多かった。