日比野菜緒が快勝で日本が1勝

日本に1勝をもたらした日比野菜緒（写真＝田沼武男 Photo by Takeo Tanuma）

女子国別対抗戦「ビリー・ジーン・キング・カップ BY ゲインブリッジ・ファイナル予選 日本対カザフスタン」（東京・有明コロシアム）の初日となった4月12日、第1試合が行われ、日比野菜緒（ブラス／世界ランク79位）がアンナ・ダニリナ（同939位）と対戦。6-1、6-0のストレートで下して、日本に1勝をもたらした。 【画像】「日本対カザフスタン」フォトギャラリー 昨年11月に行われたプレーオフでコロンビアを3勝2敗で下し、ファイナル予選に駒を進めた日本は、11月にスペイン・セビリアで行われるファイナル進出をかけてカザフスタンと対戦。 その大一番で先陣を切ったのは現在日本女子トップの日比野。主にダブルスでプレーするアンナ・ダニリナ（同939位）を相手に、立ち上がりの第1ゲームでは緊張からか0-30になるも、正確なサーブと冷静にラリーを組み立ててサービスキープする。 ダニリナは今年1月のツアー予選を戦って以来、約4ヵ月ぶりのシングルスということもあり、日比野がストローク戦を支配。展開力、精度、威力ともに上回り、開始から5ゲームを連続で奪うと、ブレークを許さないまま27分で第1セットを6-1で先取した。続く第2セットも日比野が流れを渡さず、一気に6ゲームを連取して6-0。完勝で日本に1勝をもたらした。 第2試合では大坂なおみ（フリー／同193位）が、ユリア・プチンツェワ（同50位）と対戦する。 ＜日本代表メンバー＞ 日比野菜緒（ブラス／単：79位、複：164位） 本玉真唯（安藤証券／単：119位、複：139位） 大坂なおみ（フリー／単：193位、複：―） 柴原瑛菜（橋本総業ホールディングス／単：351位、複：21位） 青山修子（近藤乳業／単：―、複：20位） 監督：杉山愛 ＜カザフスタン代表メンバー＞ ユリア・プチンツェワ（単：50位、複：364位） ジベク・クランバエワ（単：483位、複：142位） アルジャン・サガンジコワ（単：804位、複：925位） アンナ・ダニリナ（単：939位、複：54位） ザリナ・ディアス（単：―、複：―） 監督：ユーリ・シュキン