ロシア軍IL-76輸送機が墜落 乗員など15人全員が死亡か
イワノボ、ロシア、3月12日 (AP) ― 乗員など15人が乗ったロシア軍輸送機が3月12日、ロシア西部の基地から離陸直後に墜落した。ロシア国防省が明らかにした。 乗員8人と乗客7人が乗ったイリューシンIL-76大型軍用輸送機は、ロシア西部イワノボ州で墜落したが、生存者がいたかどうかは不明。 国防省は声明で、離陸時にエンジンから発生した火災が墜落原因の可能性があると述べた。現地調査のため、調査チームがモスクワの北東約250キロのイワノボ州に向かっている。 ロシアメディアが放映した映像には、1基のエンジンが炎上した輸送機が墜落する様子が写っていた。 1970年代から旧ソ連軍とロシア空軍で運用されている大型輸送機は、4基のエンジンを備えている。 墜落の前日には、ウクライナから多数のドローンがロシアを攻撃したと報じられており、過去にはウクライナのドローンが、ロシア領深くにある空軍基地を攻撃したことがある。 軍事専門家は、ウクライナ戦争でロシア軍機の飛行回数が増加するにつれて、墜落の数も増えていると指摘している。 (日本語翻訳・編集 アフロ)