2位浮上の山下美夢有、最終日は首位・李叡源との〝日韓女王対決〟へ 女子ゴルフ
女子ゴルフのワールド・サロンパス・カップ第3日は4日、茨城県茨城GC(6665ヤード、パー72)で行われ、昨年の韓国ツアー賞金女王、李叡源(韓国)が5バーディー、ボギーなしの67を出し、通算10アンダーの206で単独首位に立った。 ◇ 主役がやってきた。2022年から2年連続年間女王の山下である。「やっとショットがよくなり、距離も合うようになった」と笑った。その精度を見せたのが1番(パー5)。ピンまで38ヤードの3打目を58度で1・5メートルにつけ、バーディー。硬く、速い高難度のグリーンの読みも抜群だった。 2番ではカラーからパターで14メートルをチップインバーディー。10番は7メートル、11番は10メートルを沈めるなど、ショットとパットがかみ合い、5つのバーディーを奪った。 「あのミスがねえ…」と悔やんだのは16番(パー4)だ。2打目をグリーン手前のバンカーに入れた。ピンまで37ヤード。「ちょっと距離感が難しかった」という3打目は〝ホームラン〟となり、グリーン奥のラフへ。無念のボギーである。とはいえ、4つスコアを伸ばして通算7アンダー。首位に3打差の2位に浮上した。 22年に西コースで優勝し、〝東西コース制覇〟となれば史上初。それに、首位にいるのは昨季の韓国ツアー賞金女王の李叡源だ。日韓女王対決に、「追いかける立場ですが、いつも通りのプレーをして。でも(優勝が)取れたらいいですね」。控えめながら、〝その気〟になっている日本の女王がいた。(清水満)