【万博】全9棟の利用国は決まるのか 余った「タイプX」は「校外学習の休憩館」に
来年の大阪・関西万博にむけ、協会が先行して建設しているプレハブ型の「タイプX」について、26日、大阪府の吉村知事は余った建物は「校外学習の休憩館」として活用したい考えを示しました。27日に開かれる万博協会の理事会で提案するとしています。 万博協会はパビリオン建設が遅れている国のために、プレハブ型の簡易パビリオン「タイプX」9棟の建設を進めています。 しかし、これまで「タイプX」への移行の方針を明らかにしたのはブラジルやインドなど4ヵ国にとどまっています。 26日、大阪府の吉村知事は「タイプX」の余った建物について、校外学習で来場した子どもたちが食事や休憩ができる、「校外学習の休憩館」として活用したい考えを示しました。 吉村知事は「全国の子どもたちが校外学習で来場する中、休憩所の確保が課題」として、27日に開かれる万博協会の理事会で提案するとしています。 関係者によりますと「タイプX」を巡っては全9棟の利用国が決まるのは難しい見通しで、使われなかった数棟分の建設費用の回収が出来ず、最大で数十億円を協会が負担する可能性が浮上しています。
ABCテレビ