「プレイヤーの皆さんに感謝を込めて、様々なイベントを開催します」とイベントも予告。強力な性能が話題を呼ぶ「豪鬼」が配信され、ますます盛り上がりを見せる人気格ゲーの最新作

カプコンは6月2日、『ストリートファイター6』の発売から1周年を記念し、感謝のコメント、お祝いイラストを同作の広報Xアカウントから投稿した。 また、『ストリートファイター』シリーズ公式Xアカウントからは、感謝のコメントと共に「プレイヤーの皆さんに感謝を込めて、様々なイベントを開催します」とイベントの実施が予告されている。 『ストリートファイター6』は2D格闘ゲーム『ストリートファイター』を原点とする同名シリーズの最新作だ。2023年の6月2日より配信を開始し、格闘ゲームの新時代とも呼べる盛り上がりを見せている。 今作の最大の特徴は、ダメージがほんの少し減少する代わりに入力が簡略化される新たな操作方法「モダン操作」が追加されている点だ。同モードを使用すれば『大乱闘スマッシュブラザーズ』のようにシンプルな入力で対戦を遊べるため、格闘ゲーム未経験のプレイヤーでもスムーズにゲームをプレイ可能だ。 同モードを使用してオンラインマッチに参戦できるのはもちろんのこと、プロの選手も「モダン操作」を使用し実績を残している。本モードにより間口が大幅に広がった点は昨今の盛り上がりにおいて重要な要素のひとつとなっている。 また、作中にはオリジナルのキャラクターとして『ストリートファイター』の世界を冒険できるアドベンチャーゲームのようなサイドコンテンツ「ワールドツアー」、ステージギミックやルールが追加されたハチャメチャな戦闘を楽しめる「エクストリームバトル」、まるでかつてのゲームセンターのように他プレイヤーと交流しながら戦える「バトルハブ」、「デーモン閣下」氏や格闘ゲームの実況でおなじ「アール」氏らが戦況にあわせて実況をしてくれる「実況機能」などが追加。シングルプレイ向けの要素を含め、ストイックな対戦以外を楽しめるコンテンツもかなり充実している。 バトルに関しては「ドライブシステム」が導入されることで「前のめりに戦うメリット」が生じ、攻撃的に進化している。 今作では従来のシリーズに比べていずれのキャラクターもアグレッシブな性能を誇っており、「ドライブシステム」とのシナジーで華やかな試合の展開が発生しやすい。キャラクターごとの技の演出も派手であり、試合などを「良く分からないけど見てて楽しい」ように設計されている点は、本作をキャッチ―な作品をたらしめる重要な役割を担っているのではないだろうか。 また、発売後にはどくら氏、梅原大吾氏、立川氏など、さまざまなプロゲーマーが『ストリートファイター6』を盛り上げる活動に努めていることの影響力も計り知れない。 発売して間もなく実施されたオンラインイベントでは名だたるプロゲーマーと“お調子もの”なVTuber、ストリーマーらが交流する場面は大きな注目を集めた。 同時にCrazy Raccoonといった若年層に対する求心力が強いチームへプロゲーマーが移籍したり、ストリーマー、VTuber、プロゲーマーらの配信および大会が継続的に実施されたりすることで、右肩上がりにコミュニティも成長している。 無論、ゲームとしての魅力あっての盛り上がりであるが、ユーザーやプロゲーマーらによる尽力を経て、今のが『ストリートファイター6』が存在すると言っても過言ではないだろう。 なお、この度の『ストリートファイター』シリーズ公式Xアカウントによるポストでは、今後もさまざまなイベントが実施されることが明かされている。イベントの詳細は不明だが、公式による新たな施策にも期待したい。 5月22日にシリーズの人気キャラクター「豪鬼」が配信され、更なる盛り上がりを見せる本作。未だプレイしていない方、しばらくプレイしていなかった方も、1周年と「豪鬼」を機に『ストリートファイター6』をプレイしてみてはいかがだろうか。