【巨人】松井秀喜氏「全員気になります」 10日から6年ぶりに古巣の臨時コーチ
10日から第3クールが始まる巨人の宮崎キャンプ。前日の9日に、臨時コーチとして参加する松井秀喜氏が取材に応じました。 松井氏が巨人の臨時コーチに訪れるのは6年ぶり。 今回臨時コーチを引き受けた経緯について「阿部監督から直接『もし時間があればぜひ』と言われた。必要ないんじゃないかと思ったが、彼とは一緒にプレーもしましたし、声をかけてくれて素直にうれしい」と元チームメートの阿部慎之助監督のお願いに応えたことを明かしました。 昨季はリーグ4位と2年連続Bクラスを味わった巨人。93~02年の10年間で4度のリーグ優勝、3度の日本一を経験した松井氏には、かかる期待も大きい。 松井氏は「私がこの4、5日見たところで大きな変化はないと思う」と話しますが、「ジャイアンツの目標は優勝以外にないですから。優勝という目標に選手個々、チーム全体が向かう中で、背中を押せるようにちょっとした刺激になればいい」と話しました。 今キャンプでは、岡本和真選手や坂本勇人選手ら主力の他に、背番号55の後継者・秋広優人選手やルーキーの佐々木俊輔選手や泉口友汰選手など、若手有望株も多数。 松井氏は「全員気になります。日本のキャンプをじっくり見るのはこういう機会しかない。すべての選手をしっかりと見たい。自分が持ってる経験や自分がみてきたものはかわらないのでその中からどういう風に伝えるか考えている」と後輩たちへの指導に思いを込めました。