日本ハム達がアップ提示でサイン 単身渡米で300万円以上自己投資も「1000億円稼げる可能性はある」
日本ハムの3年目右腕・達孝太投手(20)が26日、北広島市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、今季年俸1000万円からアップ提示を受けてサイン。「1試合だけでも、しっかり評価してもらえたなと思います。(球団からは)“来年はもっと頑張って飛躍の年にしてください”ということで。一層、気を引き締めて頑張りたい」と語った。 21年ドラフト1位で入団し、3年目の今季は10月3日のロッテ戦での1試合のみの先発だったが、同戦でプロ初勝利を挙げ、飛躍の足がかりを作った。12月3日からは単身で20日間、米アリゾナ州で自主トレを行う予定で、トレーニング施設「ドライブライン」などを訪問する。1メートル94、102キロの恵まれた体格を持つ右腕は「日本人ですけど、日本人じゃないような体をしているので、向こうの人にトレーニング方法だったり感覚が近いものがあると思う。そういう部分を吸収できたら」と胸を躍らせる。 滞在費や施設使用料を含め、当初は5万ドル(約780万円)と試算していたが、実際は「結局、そんなにかからないです。確定でかかるのが300万ぐらい。まだもっと増えるとは思います」と状況によって約400万円前後になる見込み。 それでも、今季年俸1000万円の達にとって、大きな自己投資になるが「今は1000億円稼げる可能性もある。それで稼げたらどんないい投資話よりもいい話」と笑う。肉体改造にも段階的に取り組み、3、4年後には体重110キロを目指す。来季の目標には開幕ローテーション入りを掲げ「1年間、1軍で投げ抜いて15勝できる選手になりたい」と達。ロマンあふれる逸材は、異国での武者修行を将来の糧にするつもりだ。