高所得世帯でも中学受験は厳しいと聞きます。私立中学に進学すると一体いくらかかるのでしょうか?
私立中学校に通う割合とは?
文部科学省の「令和5年度学校基本調査」によると、私立中学の学校数は781校、生徒数は24万7622名でした。また、前年度と比べると、学校数は1校、生徒数は1280名増えました。国立・公立・私立を含めた中学全体の学校数は9944校のため、私立中学校が占める割合は約8%になります。 一方、国立・公立・私立を含めた中学全体の生徒数は317万7508名のため、私立中学に通う生徒が占める割合も約8%になります。この数字から分かる通り、中学全体からみると私立中学に通う生徒は多くはありません。 そのため、経済的に通うのが厳しければ、国立または公立の中学校に通うという選択肢も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
私立中学に通う場合は公立中学の約3~4倍かかる
公立中学に通う場合に比べて、私立中学にかかる費用は高くつきます。文部科学省の「令和3年度子供の学習費調査」によると、私立中学に通った人が学習費全般にかけた平均額は143万6353円で、公立中学と比べると約3~4倍かかると考えておくとよいでしょう。 中学全体からみると私立中学に通う生徒は約8%です。経済的に通うのが難しければ、公立中学に通うのもありではないでしょうか。 出典 文部科学省 結果の概要-令和3年度子供の学習費調査 文部科学省 令和5年度学校基本統計(学校基本調査の結果)確定値を公表します。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部