最期まで自分らしさを貫き通すのがかっこよすぎる…「呪術廻戦」釘崎野薔薇の爽やかな別れの言葉に涙が止まらない
アニメ「呪術廻戦」の「渋谷事変」では、メインキャラクターの1人である釘崎野薔薇(CV:瀬戸麻沙美)まで退場することになる。彼女が最期に残した言葉は、誇り高く強気な釘崎が死の瞬間まで強くあろうとした、作中屈指の名セリフといえるだろう。 【映像】釘崎野薔薇「悪くなかった!」(21分15秒ごろ~) 主人公・虎杖悠仁(CV:榎木淳弥)の同級生である釘崎野薔薇は、負けん気が強くて口も悪い一方、仲間思いで優しく素直な面もある。呪術師と呪詛師・呪霊が渋谷を舞台に大規模な戦闘を繰り広げた「渋谷事変」で、“帳”の外で救護を待つように言われた釘崎だったが、「あいつらが戦ってるのに1人だけ帰るなんて私にはできない」と言うと補助監督の新田明(CV:徳井青空)の制止も振り切り駅に向かった。 道玄坂小路で特級呪霊の真人(CV:島崎信長)と相まみえた釘崎は戦っているうちに、真人が自分に触れてこないことから自分が相手をしているのが分身で、本体は離れたところにいることを見破った。逃げる真人を追い、釘崎も地下へ。分身は地下通路で虎杖と戦っている本体と合流しようとしていた。真人の本体と分身、そして釘崎と虎杖が一堂に会したとき、2人の真人は合体すると見せかけて瞬時に入れ替わると、本体の真人が踵を返すように釘崎に向かって突進。本体だと気づくのが一瞬遅れた釘崎は、そのまま真人の攻撃をもろに顔面に受けてしまった。 真人に触れられることは死を意味する。すべてを悟った釘崎の脳裏には、これまでの人生が走馬灯のように去来した。理不尽で辛いことも多かったが、最後に浮かんだのは呪術高専で知り合った仲間たちの笑顔だった。釘崎は虎杖に対して「虎杖、みんなに伝えて。悪くなかった!」と晴れやかに言い切ると、顔の半分を吹き飛ばされ崩れるようにその場に倒れた。 多くの視聴者が「やめろおおおおおおおお!!」「あー、ダメだわこれ、マジでダメだ」「待って野薔薇ちゃんまで死なないよね?ねぇ?」「エンディングがまたしんどい」と涙したシーンだが、最期に強く清々しい表情を見せた釘崎に「心の強さが作中最強格」「残した言葉が男前すぎ」「人生を『悪くなかった』って言い切れる野薔薇ちゃんがかっこよすぎた」「散り際までいい女だった」など感動の声が殺到した回でもあった。 現在配信中のアニメ「呪術廻戦」は、芥見下々氏によるシリーズ累計発行部数1億部を超える同名漫画が原作。今年9月に約6年半にわたる連載が完結したことも大きな話題となった。人間の負の感情から生まれる「呪い」と、それを呪術で祓う呪術師との闘いを描いた物語は、“呪いの王”両面宿儺と肉体を共有することになった虎杖悠仁が“対呪い専門機関”である「呪術高専」に編入するところから大きく動き始める。2020年10月から放送されたTVアニメ第1期は国内のみならず全世界で大きな反響を呼び、2023年7月~12月に放送されたアニメ第2期では、五条悟と最悪の呪詛師である夏油傑(CV:櫻井孝宏)の高専時代の物語「懐玉・玉折」と、第1期から続く時間軸の物語「渋谷事変」が描かれた。続編となる「死滅回游」の制作も決定している。 ※島崎信長の「崎」は、正式には“たつさき” (C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
ABEMA TIMES編集部