【立冬】各地で雪降りスリップ事故相次ぐ…東京では木枯らし1号で富士山“最遅”初冠雪
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暦の上で冬に入った立冬の7日。 相次いで起きたのが雪の影響とみられる事故です。 全国有数の豪雪地帯、青森・酸ヶ湯では、八甲田山酸ヶ湯に向かう国道で車が路外に逸脱していました。 運転手によりますと、スリップして道路脇に突っ込んでしまったといいます。 さらに別の道でも、車が道路脇で斜めになって止まっていました。 雪にタイヤがとられたとみられます。 事故は北海道・千歳市の高速道路でも起きました。 隣の車線にはみ出す形で止まった車両。 前方には、後ろがひしゃげた車が止まっています。 事故当時、路面はシャーベット状で雪が降っていたということです。 初積雪を観測した北海道・札幌市。 地元の住民も、今回の積雪は予想外だったといいます。 札幌市民: こんなに降るとは思わなかった。道路まだ暖かいと思ったから、どんどん解けていくかと思ったら結構積もっちゃったもんね。 一方、東京にも冬の知らせが。 130年の歴史で初めての記録も生まれました。 今シーズン一番の冷え込みとなった7日朝の東京都内。 追い打ちをかけるように吹いたのは冷たい北風です。 気象庁は、東京で「木枯らし1号」が吹いたと発表。 2023年より6日早い発表となります。 お台場では、冷たく強い風が吹き、強い風が吹いた時には踏ん張らないといけないほどで、大きく木々も揺れていました。 風で帽子を飛ばされないようにする親子や信号待ちをする犬の毛も風でふさふさとなびいていました。 冬の到来の便りは富士山でも観測されました。 山頂で雪が積もっていることを確認し「初冠雪」を発表。 平年より36日遅く、統計を取り始めた130年の歴史の中で最も遅い観測となりました。 木枯らし1号の発表と初冠雪の観測が同じ日になるのは初めてのことです。