【エリザベス女王杯展望】3歳牝馬レガレイラ中心もヒモ荒れ十分
近年の一線級牝馬はジャパンCなどの牡馬混合路線や海外を見据えるケースも増えてきており、以前に比べると上位の層が薄くなりがちな面は否めない。芝2200mという特殊な距離も相まって、展開やコース適性の恩恵を受けた人気薄が上位に食い込んでくる例もしばしば見られる。 【写真】レガレイラのこれまでの軌跡 1.若い馬が中心 過去10回で3歳馬が複勝率23.5%、4歳馬が26.7%なのに対し、5歳馬は8.2%、6歳馬は7.7%、7歳以上は0%。4歳以下か5歳以上かで好走率が大きく異なる。 2.前走がGII以上の馬が中心 過去10回で、前走がGIIだった馬は[9-8-3-64]で複勝率23.8%。単勝回収率も139%と妙味十分。前走がGIだった馬も[1-3-5-24]で複勝率27.3%。対して前走がGIIIだった馬は[0-0-1-14]で複勝率6.7%、OP特別昇級以下の馬は[0-0-0-39]と馬券にすら絡んでいない。 3.レース間隔が長過ぎると良くない 近年は仕上げの技術が高くなっていて、休み明けでGIを勝つケースも増えているが、このレースに関しては中3週での臨戦が最も成績が良く、[5-9-4-65]で複勝率21.7%、中4週以上の間隔の馬は[5-2-5-59]で複勝率16.9%となっている。 レガレイラはここで唯一の3歳馬。前走がGIIのローズSでローテーションとしても申し分ない。2歳時に牡馬相手にGIを勝っていて、ここでは実績も上位。勝ち負けに持ち込める。相手は上記条件を満たす人気薄を狙いたい。