FC東京に“久保ロス”波紋なし?!永井の2発でガンバに快勝
世界一のビッグクラブ、レアル・マドリードへ完全移籍した久保建英(18)が7日にマドリードへ向けて飛び立った。5日にはチームメイトたちで送別会を開催。攻撃のキーマンとして前半戦の快進撃をけん引した久保は、「優勝してほしい」とFC東京の悲願でもあるJ1制覇の夢を託した。 「個人的には一人のファンとして、タケ(久保)に『レアルでのプレーを楽しみにしているよ』と言いました。残ったメンバーで一致団結して、これからも戦っていきたい」 久保と交わした言葉を明かした永井は、長谷川監督から「変わってきた」と評価されたことに「どうなんですかね」と謙遜しながらも、優勝への思いを新たにした。 「僕とディエゴがゴールを取れなかったときにタケがゴールしてくれて、すごく責任感を感じていた。その意味で、これからも自分たちが取らないといけない。タケがいるリズムでずっとやってきたなかで選手が代わって、ようやく選手個々のよさを出せるようになってきた。代表というよりは、東京で優勝したいという欲の方がいまは強い。チームで結果を残せば、代表も見えてくると思うので」 スペインの地で弱肉強食の世界へ挑む久保に勇気づける吉報を届け、同時にレアル・マドリードにおける永遠の盟友の一挙手一投足から刺激も受ける。遠く離れても輝きを放ち続けていく絆の中心に、国内屈指のスピードに上手さと、そして相手への怖さを融合させ始めた永井がいる。 (文責・藤江直人/スポーツライター)