4連勝で暫定首位 INAC神戸 元代表は活躍著しい若きFWをなでしこに推薦「1回呼んで!」
女子サッカーのINAC神戸レオネッサは、14日の「2024-25 SOMPO WEリーグ」第5節でノジマステラ相模原に4-0と大勝。リーグ戦4連勝で、暫定首位に立ちました。 【写真】ゴール後、チームメイトの靴磨きパフォーマンスに応じるINAC神戸FW愛川陽菜選手 ミッドウイークの9日、「2024-25 WEリーグ クラシエカップ」グループステージ第4節、ちふれASエルフェン埼玉とのアウェイ戦で2-1と逆転勝利していたINAC神戸。そこから中4日で臨んだリーグ戦でも早速、調子のよさを披露します。 先制したのは前半7分。左サイドに入った桑原藍選手が前線へ好フィード。これに抜け出したスペイン人FWカルロタ・スアレス選手が、リーグ戦ホームゲーム3戦連発弾となるゴールを決めて、主導権を握ります。 すると24分には、ハイプレスをきっかけに、最後はスペイン人MFカルラ・モレラ選手が右からGK越えのループシュートでネットを揺らし、リードを広げます。 さらにその3分後、桑原選手からボールを受けたFW愛川陽菜選手が左ペナルティーエリア手前から右足でゴール右隅に絶妙なコントロールでシュートを突きさし、前半だけで試合をほぼ決定づける一撃に。 3-0で折り返した後半にも、桑原選手の左クロスをMF成宮唯選手がニアで頭をあわせてダメ押しとなるゴールを記録。守備でも相手を零封し、リーグ戦今シーズン3度目のクリーンシートを達成しました。 元なでしこジャパン(日本女子代表)の川上直子氏も、自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組で、INAC神戸の戦いぶりを評価。9日間で3試合を行ったなか「(公式戦)3連勝は、チーム全員での勝利。けがで抜ける選手がいても、出た選手がしっかり仕事しているし、層が厚くなった。各選手が危機感を持ちながらしっかりパフォーマンスを発揮している」と感想を述べていました。 この一戦では、3得点に絡んだ桑原選手の活躍も光りましたが、なんといっても今、調子のよさを示したのは、愛川選手です。前節のAC長野パルセイロ・レディース戦、WEリーグカップのEL埼玉戦に続いて、背番号17は公式戦3試合連続でゴールを決め、チームの勝利に貢献しました。 この活躍に、川上氏も、「(N相模原戦では)そこしかないというところにカーブをかけて決めた。器用なことができるんだなと思ったし、昨シーズンまでと大きく違う活躍ぶりで驚いている」と、若きアタッカーを称賛。 10月26日にはなでしこジャパンの試合が予定されていますが、「このタイミングで1回、呼んでほしい! 調子がいいので、海外との試合でどれくらいできるのか。それを(愛川選手が)自分で体感してほしいし、それによってもっと伸びると思うので」と、伸び盛りの20歳の初代表入りを推薦していました。 川上氏のラジオ番組にサポーターからもメッセージが寄せられ、「最近の愛川選手はすごく調子がいい! WEを代表するストライカーになりつつある。26日の代表戦に招集されてほしい」「2戦通してMVPは愛川選手! ファンタジスタと命名したい! この調子ならブルーのユニフォームで国立あるかな……まだ足りないかな……でも、もっと調子に乗っていってほしい!」と、鹿児島出身のゴールゲッターのさらなる活躍を願っていました。 INAC神戸は次節、10月20日(日)に、WEリーグ第6節で、10位の大宮アルディージャVENTUSとのアウェイ戦に臨みます。 ※ラジオ関西『カンピオーネ!レオネッサ!!』2024年10月14日放送回より
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