富士急が神奈川の観光地にも手を出し始めただと? まず箱根から見せてもらいますか!!
■40分の乗船で箱根神社を船上から参拝
乗船時間は約40分で、航路にもよるが上部甲板の右舷側に座っていれば箱根神社の大鳥居の目の前を通過する。この際に船上から参拝できるので、手を合わせて旅の無事をお祈りすると良い。2700円の1日フリー乗船券を持っていれば、元箱根港で下船して陸上から参拝後に、乗船して湖上からも参拝することもできる。 なお、毎月13日は九頭竜神社参拝船も出るので、タイミングが合えば龍神様に合えるかもしれない。公共交通機関での行き方は、小田原駅または熱海駅から伊豆箱根バスで約1時間。
■十国峠
遊覧船の取材を終えてバスは十国峠へと向かう。こちらには十国索道線(ケーブルカー)がある。十国峠パノラマケーブルカーのブランドで運行しているが、こちらも伊豆箱根鉄道から富士急行に運営が移った経緯がある。 店舗とケーブルカーを譲渡されただけであれば、ただそれだけの話だ。しかしリゾート地を開発させればプロの腕を見せるのが富士山で培ったノウハウを投入できる富士急行の強みだ。 山頂から徒歩10分程度のところに、なんとグランピング施設「THE GLAMPING 箱根十国峠」を作ってしまったのだ。デッキ付きのコテージがあり、割と自由に楽しむことができる。 立地から昼はパノラマの風景なのはもちろんだが、夜は満天の星空の他に、「割と楽に」といったのは、なんと焚火が可能とあってアウトドア色がかなり濃くなる。あらゆる層のグループに適合できるところがすごい。なお、ケーブルカーだけではなく、自家用車で行くことも可能だ。
■熱海から路線バスあり!
十国峠は観光でちょっと立ち寄るだけでも、雄大な風景が手に入るので見るだけ、撮るだけでも価値がある。公共交通機関の場合は熱海駅から伊豆箱根バスで約40分。 2日目に備えてバスは熱海へと向かう。日帰り取材スケジュール組のバスは十国峠から新宿直行で戻っていった。続きは熱海・初島編で、離島のパワースポットも紹介する。