今度こそ!山本由伸、調整の進展状況踏まえ第5戦先発決定 10球程度のブルペン投球で最終調整
【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)10日(日本時間11日)=斎藤庸裕、四竈衛】ドジャース大谷翔平投手(30)とパドレス先発のダルビッシュ有投手(38)が、同地区ライバル対決の決戦に臨む。2勝2敗で迎えた地区シリーズ第5戦は、ドジャースタジアムで行われる。 第2戦は大谷が3打数無安打でダルビッシュに完敗。ポストシーズン(PS)2度目の対決でリベンジとなるか。またド軍が山本由伸投手(26)の先発を発表し、雌雄を決する大一番で日本人投手対決が実現することとなった。前日は両軍ともにチームの全体練習を行い、準備を整えた。 ◇ ◇ ◇ 天下分け目の第5戦での先発が決まったドジャース山本は、キャッチボール、距離100メートル以上の遠投、ダッシュなどのほか、約10球程度のブルペン投球で最終調整を終えた。第1戦では3回5失点で屈辱の降板。全体練習終了時は起用法が不透明だったものの、その後、ド軍の公式SNSで正式に先発が発表された。 全体練習前の公式会見で、ロバーツ監督は「まだ決まっていない」と話す一方で、「ヨシノブは登板する中に入っている」と明かしていた。その時点では、第4戦で完封リレーをした「ブルペン・デー」の可能性なども残されており、最終結論は試合当日までズレ込む見込みだった。同監督は、6~7人の救援投手が登板可能としたほか、最終戦だけに総動員も辞さない覚悟を示したが、調整の進展状況などを踏まえ、山本の先発起用が決まった。