ソフトバンク、どうなる二塁争い 対外試合のスタメンは半分ずつ 牧原大成か三森大貴
◆オープン戦・ロッテ5―8ソフトバンク(9日、ZOZOマリン) 二塁の定位置をつかむ覚悟を示した。1点を追う5回無死。ソフトバンク三森はロッテ2番手中森の内角直球を迷わずフルスイングした。右中間スタンドへ飛び込むオープン戦1号の同点ソロ。打撃好調の25歳は「いい感じで打球が上がってくれた」とうなずいた。 ■軍師怒り?の一発!三森大貴が同点弾【動画】 8回にも国吉から左前打を放って複数安打を記録すると、俊足を生かし盗塁も成功させた。春季キャンプはB組(2軍)スタートだったが、対外試合10試合で23打数8安打と猛アピールを続ける。オフに長打力アップを目指し、15グラム増の905グラムのバットに変更した。「打撃の内容自体は感覚としていい」と自信を深めている。 二塁のポジションを巡り、激しいレギュラー争いを繰り広げている。ライバルの牧原大は6回1死一、三塁から中越えの2点適時三塁打を放った。「開幕まで結果を出し続けられるよう頑張るだけ」と一歩も引くつもりはない。 対外試合10試合で二塁の先発出場は半分ずつ。小久保監督は走攻守全体で判断するとした上で「(2人とも)与えられたところでしっかり結果を残している」と満足げな表情を浮かべた。 2人の活躍もありチームは打ち合いを制した。開幕までオープン戦は残り12試合。三森は「結果を出すだけ。やりきったと思えるよう一日一日やっていきたい」と意気込む。ハイレベルな定位置争いはまだ続きそうだ。(鬼塚淳乃介)
西日本新聞社