藤原碧生

笑う門には福来る！！　今年最もブレークしたといえる藤原が、トレードマークでもある笑顔を絶やさず、大会初出場での若手NO・1君臨を目指す。 「一生懸命、頑張ります。ともに笑いましょう」 オープニングセレモニーで意気込みを口にして、左手で高々とピースサインを掲げて笑った。 今年3月の浜名湖ルーキーシリーズでデビューから2年5カ月で初優勝。スター選手への一歩を踏み出すと、6月には地元児島（一般戦）、7月に若松（ルーキーS）、さらに直前の下関（同）も制して、今年4Vと破竹の勢いを見せている。「たまたま、運がいいだけです。恵まれていますが、運だけはあります」と控えめだが、秀でた実力と幸運を兼ね備えた〝二刀流〟の将来有望な24歳だ。 桐生は2度目の参戦だが、初出場だった今年2月の一般戦で優出（5着）。予選で3勝をマークしており「嫌なイメージはない」と水面攻略に自信を持つ。 過去4優出1Vの実績を誇る45号機を手に5号艇の初日7Rは4着に終わったが、「足自体は悪くないです。とにかく楽しんで、その中で冷静さを忘れないようにしたいです。まずは優出できるように頑張ります」とキッパリ言い切る。 強豪ぞろいの岡山支部の次世代エース候補がVを量産する力量を2日目6、12Rで全国のファンに見せつける。　（加納空樹）