一筆一筆に心込め 宇検村新春書き初め会 奄美大島
鹿児島県宇検村教育委員会主催の新春書き初め会が6日、村生涯学習センター「元気の出る館」であった。2年生から6年生までの児童23人が参加し、それぞれの課題に筆を振るった。 書き初め会は村が毎年開催する恒例行事で、児童生徒らに日本の伝統文化である書道に親しんでもらう目的。村内の教員7人と村野巳代治教育長、公民館講座で書道教室を担当する岩元岩壽さん、広美さんが講師を務めた。 児童たちは学年ごとに「はつゆめ」「正月」「出発」「希望」「感謝」の課題に挑戦。講師らからアドバイスを受けながら何度も習作を重ね、一筆一筆に心を込めて納得のいく作品を仕上げた。 田検小学校の児童は「とめ、はね、はらいに気を付けて集中して書けた」と笑顔。講師の岩元広美さんは「どの子も頑張って書いていた。日常で筆を持つ機会は減っているが、新年に気持ちを新たに書に親しむ習慣を持ってもらえればうれしい」と話していた。児童の作品は元気の出る館ロビーに1月末まで展示される。