ゲリラ豪雨に雹でヘタしたら愛車はボッコボコ! 上空からの攻撃より「愛車」を守る手段とは
緊急時はとにかく安全な場所に避難!
■4:あらかじめ屋根がある商業施設や店舗を調べておく 全国各地の国道やバイパス沿いなどに大型商業施設や家電量販店があります。屋根付きの駐車場になっていることが多く、雹を伴うようなゲリラ豪雨時の避難所としては申し分ありません。しかも、全国各地に点在しているので、ゲリラ豪雨遭遇時に急いで調べてみたら数キロ先に店舗があるといった可能性も期待できます。目的地の天候が心配な場合、あらかじめ場所を調べ、把握しておけばさらに安心です。 いずれにしても、避難してただ駐車するだけではなく、何らかの買いものするなど「雨宿りさせてもらった店舗に対してお金を使う」配慮もお忘れなく。 ■5:どうにもならないときは最寄りのディーラーに駆け込む 突然ですが、クルマや公共交通機関で移動中に催してきて、あわてて近くのトイレに駆け込んだことがある方もいるのではないでしょうか。筆者自身、朝の通勤ラッシュ時にお腹が痛くなった経験は1度や2度ではありません。なかでももっとも辛かったのは、クルマで出勤途中に渋滞に巻き込まれ、よりによってこんなときに腹痛が。必死にダウンロード(※お察しください)を食い止めつつ、たまたま目に入ったファミレスに「トイレ貸してください!」と駆け込み、どうにか事なきを得たことがありました。ようやく冷静になり、せっかくだからモーニングセットでも……といきたいところでしたが、出勤途中で時間がなく……。あまりに申し訳ないのでレジ前にあったパンを買って店を出ました。 それはさておき、視界が奪われるようなゲリラ豪雨や雹が降ってきたとき、他ブランドだろうが縁もゆかりもないブランドであろうが、とにかく最寄りのディーラーに駆け込んで「すみません! 雨宿りさせてください」とお願いするのも手です。もちろんディーラー側にとってみれば迷惑な話なので事情を説明して理解を得るようにしてください。ただ、お礼代わりにその店舗でクルマを1台……とはなかなかいかないと思うので、後々のフォローアップ(菓子折りを送るなど)を忘れずに。 ■まとめ:更新頻度が高いお天気アプリをこまめにチェック! 多くのスマートフォンユーザーが何らかのお天気アプリをインストールしていると思われます。筆者もオーナーインタビューの取材当日の天気を知るため、かなりの頻度でお天気アプリの情報をチェックしています。このお天気アプリ、非常に便利であるがゆえにその特性を理解しておく必要があります。いい意味で生真面目に、そして刻々と情報が更新されるのです。 たとえば当日の朝までは晴れの予報だったのに、その日のお昼前には雨の予報に変わっていた……といったことも少なくありません。さらには、ゲリラ豪雨のように、10分程度で急に真っ黒な雨雲が湧いてきてゴロゴロと雷鳴が…。「聞いてないよー!」ということにもなりかねません。このように、便利になったぶん、とにかく最新の情報を知っておく必要があるのです。 あくまでも天気「予報」であり、確定情報ではなく「たぶんそうなります」というレベルです。そういえば、とある作品の主人公が「天気の予定表くらいくれりゃいいのに!」とぼやいていましたが、あれは人工物(スペースコロニー)だから成立するわけで、自然相手だとそうはいきません。それらを踏まえて、情報に振り回されず、時には自分の直感を総動員して判断する必要がありそうです。
松村 透