ボーダーレス・キャピタル、1億ドルのDePINファンドを発表──ソラナ財団やピークが支援
投資会社のボーダーレス・キャピタル(Borderless Capital)は、1億ドル(約143億円)の支援を受けた3番目のDePIN(分散型物理インフラネットワーク)ファンドを発表した。 同ファンドの投資家には、DePINに焦点を当てたブロックチェーンのピーク(Peaq)、ソラナ財団(Solana Foundation)、ジャンプ・クリプト(Jump Crypto)、アイオーテックス(IoTeX)が含まれる。ボーダーレスが18日、メールで発表した。 DePINとは、ブロックチェーン技術とトークンによるインセンティブを利用して構築された物理的なインフラネットワークのことで、他のプロジェクトは自前で機器を購入、運営することなく利用できる。 「DePINは、物理的なインフラを展開し、人的資源を調整し、莫大な数の受動的収入を生み出すと同時に、ユーザーに容易なアクセスと低コストを提供するための世界標準になるだろう」とボーダーレスのパートナーであるアルバロ・グラシア(Álvaro Gracia)氏は述べた。 より普及しているDePIN分野の1つが、ヘリウム(Helium)のような分散型ワイヤレスネットワークだ。ヘリウムでは、ホットスポットを介して接続を提供するよう、ネイティブトークン「HNT」によってユーザーを動機づけしている。 Crypto.comのレポートによると、今年4月時点で、資金調達額トップ10のDePINプロジェクトは合計10億ドル(約1430億ドル)を超える額を調達している。 |翻訳・編集:廣瀬優香|画像:Gerd Altmann/Pixabay|原文:Borderless Capital Introduces $100M DePIN Fund Backed by Peaq, Solana Foundation
CoinDesk Japan 編集部