古米から生まれた「ラブライブ!」コラボグッズ 「ライスレジン」でエコにPR 静岡のJA
JAふじ伊豆と沼津市にある三津郵便局は、JAのブランド米「するがの極(きわみ)」の古米などを原料にした「ライスレジン」を使ったクリアファイルの販売を始めた。沼津市を舞台にしたアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」とコラボレーションしたデザイン。資源の有効活用と「するがの極」を県内外の幅広い世代へPRする。 「ライスレジン」は米由来の国産バイオマス(生物由来資源)プラスチックで、食用に適さない古米や廃棄される米などを加工したもの。「ライスレジン」を使ったレターパックなどを販売している三津郵便局の協力を得て、今回のクリアファイルを企画した。 「するがの極」の2キロ袋には、同アニメとコラボしたデザインを使用している。クリアファイルも同じデザインを採用した。JA緑茶館ぬまづ、同市内のアニメショップなどで販売する。価格は550円。 JA地区営農課の榎本朋介課長は「地元郵便局やアニメ制作会社の協力で資源の有効活用につながった。今後も企業間連携により、農業振興に貢献する取り組みに挑戦したい」と話す。三津郵便局の山下清文局長は「企業の垣根を越えて一緒に地元を盛り上げたい」と話す。
日本農業新聞