【流行語大賞】「ふてほど」世代超えヒット、宮藤官九郎が描くコンプラ社会と共理解/ノミネート
今年を代表する言葉を選ぶ「現代用語の基礎知識選 2024ユーキャン新語・流行語大賞」のノミネート30語が5日、発表された。トップ10と大賞は、12月2日に発表される。 【イラスト】新語・流行語大賞大賞ノミネート一覧 ◆ ◆ ◆ 「ふてほど」 TBS系「金曜ドラマ」枠で放送された「不適切にもほどがある!」が話題に。脚本・宮藤官九郎。1986年から2024年にタイムスリップした昭和の体育教師(阿部サダヲ)が、コンプライアンス社会で共理解を探るテーマが共感を集めた。コンプラ社会をストレートに批判するのではなく、時代や世代、個人間にギャップがあるのは当たり前で、差異の存在を前提に話し合いを重ねていく内容だった。娘役を演じた河合優実も一躍人気に。 ◆ ◆ ◆ 事務局では、今年の傾向を「2024年は1月に能登半島地震が発生し暗いニュースからのスタートとなったが、オリンピック、大谷選手の活躍、ダンス動画関連のヒットなど、話題は数多くみられた。流行語としては、小粒がそろったと思われる。また、「お金」にまつわる用語が数多く発生。責任をもたない風潮の世の中、光と闇が混在した年であり、嵐の前の静けさを感じさせる」としている。