「被災地に行くときはいつも不安で帰る時は虚しい」伍代夏子 売名でもなんでもいい、福祉活動を20年続けて思う「葛藤と本音」
── 能登の震災後、常盤貴子さんから福祉活動について相談されたそうですね。 伍代さん:「ひとりで行くのにどうしたらいいか分からないからアドバイスください」と言われたので電話しました。その後、実際に彼女が足を運んだ後にみんなでご飯食べながら報告会やって、ここはこうだった、ああだって言って。仲間由紀恵さんや高島礼子さんも心を向こうに寄せていて、行きたいって言ってますね。女優軍団で何ができるか、そういう話し合いの食事会をこの前開きました。まだまだ課題はたくさんあると思っています。
PROFILE 伍代夏子さん 1961年生まれ。1982年デビュー後1987年伍代夏子と改名し『戻り川』でデビュー。翌年同曲で第21回日本有線大賞、第21回全日本最優秀新人賞を同時に果たす。NHK紅白歌合戦の出場ほか、活躍中。1999年に杉良太郎と結婚し福祉活動も積極的に行なっている。5月に『いのちの砂時計』発売。 取材・文/松永怜 写真提供/伍代夏子
松永怜