ソフトバンク、7月に入り2勝5敗…1試合平均1.7得点、池田親興氏「開幕してから一番しんどい状況。どう打破していけるか」
◆ セーブ失敗の松本裕には「気持ちを切り替えて」 ソフトバンクはオリックスに3-4で逆転サヨナラ負け。2連敗で2カード連続の負け越しとなり、7月はこれで2勝5敗となった。 先発の東浜巨は初回、一死から連打を浴びるなど先制点を献上。2回も一死からの連打で2点目を失い、自身プロ最短タイの2イニングで降板した。 2点を追う打線は4回、先頭の4番・山川穂高がバックスクリーン左へ運ぶ14号ソロを放ち1点差。5回は3番・栗原陵矢の右翼線を破る適時三塁打で追いつくと、8回は再び栗原が、8号ソロを右翼ポール際へ運び逆転した。 投手陣は3回から継投に入り、2番手の大山凌が3イニングを1安打無失点に抑えるなど3回から8回まで無失点リレー。しかし1点リードで迎えた9回裏、登録抹消中のロベルト・オスナに代わり抑えを務める松本裕樹が、無死満塁のピンチを招いたあと押し出し死球と犠飛を許し逆転サヨナラ負けを喫した。 10日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、球団OBの池田親興氏がソフトバンクの現状を分析。7月に入り1試合平均1.7得点の打線については「つながらないというか、今日もそうでしたけどホームランで点を取っている状況。ランナーを出してもあと一本が出ない。先制してイニシアチブを取るような試合がなかなかできていないし、チームとしては開幕してから一番しんどい状況。ここをどう打破していけるか」と、小久保裕紀新監督の舵取りに期待を寄せた。 セーブシチュエーションで乱れた松本については「信頼は揺るがないと思うし、こういう日もある」とキッパリ。「(本来の)8回なら気持ちも違っていたと思う。でも9回になると『自分のうしろにはいない』とか、抑えとしていろんなことを考える。ここで松本が気持ちを切り替えて、次の登板でチームに勝ちを与えるようなピッチングをしたら、今日の失敗や苦しさは彼の力、チームの力に変わると思う」とエールを送った。 ☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
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