吉田カバン、就活・出張時の「仕事バッグ」最新事情 ビジネスシーンでのリュックは“市民権”を得た
まだ学生なのでバッグ選びの際、大半の人が代金を支払う親と一緒に来店するという。ポーター テンションのような定番タイプは、管理職世代でもある親に好評なようだ。 色についてはどうか。今回、「面接時などに気になるため、下に置いた際のイメージも重視し、色は目立たないネイビーか黒を選びました」(20代女性)という声も聞いた。 「就活生に限りませんが圧倒的に人気なのは黒で以前と変わらず、その次はネイビーです。どんな服装にも合い、汚れが目立ちにくいのも大きいと思います」(同)
前述の「好きなブランドのバッグを持つ」人も、黒やネイビーは使い勝手がいいようだ。 ■出張など「帰りに荷物が増える日」に向くバッグ 国内出張はコロナ前と変わらない状況となり、海外出張も復活した。各種の「展示会」も増えた。出張では、お土産を買ったり、名産品をもらったりするだろうし、展示会の視察時もカタログやサンプル品を受け取る機会が多い。行きよりも帰りの荷物が増える日だ。 こうした日に支持されるバッグとして、吉田カバンからユニークな商品も出た。
「『POTR/PACKS(パックス)』というシリーズが好評です。仕事やプライベートなど旅行先や旅の期間・目的はそれぞれですが、持っていく衣類の量は宿泊数によって決まります。そこでパックスは、宿泊数によって変化する持ち物の量に合わせたパッキングキットと、道中や目的地での使用に最適なバッグを組み合わせました」(名倉氏) 例えば「ショートトリップキット」(3万6300円)は、1泊2日~2泊3日に適し、「ポーチ(L)、ポーチ(S)、メッシュ巾着、ナイロン巾着」の4つがセットになっている。
「ポーチのマチ幅が拡張できるエクスパンダブル機能で、宿泊数に応じて利用できます。使い方はお好みですが、メッシュ巾着は旅先のちょっとした外出にも使え、ナイロン巾着は着た後の衣類を入れることも可能。メイン素材は撥水・防汚効果のある素材ですから急な雨にも対応できます」(同) 消費者に「どんな機能がバッグにあったらうれしいか?」を聞いたところ、「見た目がダサくならずにサイズを変えられるバッグがほしい」(30代男性)、「サイズが変えられるバッグ。サイズごとにバッグを持っていると家での収納場所に困る」(20代女性)という声もあった。こうした声にも応えられそうな商品だ。