袴田さん無罪判決から1週間 ボクシングの元世界チャンピオンらが控訴しないよう訴える
袴田さんの無罪判決から1週間。ボクシングの元世界チャンピオンらが検察庁に控訴を断念するよう求めました。 1966年、旧清水市でみそ会社の専務一家4人が殺害された事件で、逮捕された袴田巌さんの死刑が一度確定しました。 発生から58年経った9月26日、静岡地裁は再審で袴田さんに無罪判決を言い渡しました。 ●袴田巌さん(88): 「無罪勝利ということで待ちきれない言葉でありました。無罪勝利が完全に実りました」 判決から1週間たった3日、検察庁前に集まったボクシングの元世界チャンピオンら。 ●元世界チャンピオンのみなさん: 「袴田さんは無実だ。検察官は控訴するな」 拳に白いバンテージを巻いて袴田巌さん(88)の潔白を訴えました。 ●元WBA世界スーパーフライ級チャンピオン 飯田覚士さん: 「真実は一つしかなくて正確な判決が出たと思っている。ここで控訴してやり直すってことがないように検察の人が正しい判断をしてもらえるようにみんなが声を上げることが大きな力になる」 その後、検察庁に入り、控訴を断念して無罪判決を確定させるよう要請しました。控訴期限は10日です。