青森大雪 2人死亡、12人負傷 倒木で弘前城二の丸未申櫓損壊
青森県は6日、大雪による被害をまとめ、午前8時までに県内で2人が死亡、12人が負傷したと発表した。弘前市の弘前公園では、国指定重要文化財が雪による倒木の被害を受けた。 【バス停も車も雪に埋もれ…】記録的大雪となった青森市の様子 県によると、雪下ろし中の事故などで弘前市と板柳町で計2人が死亡し、青森市や七戸町などで計12人がけがをした。県内各地でリンゴの枝が折れる被害やビニールハウスの破損も確認された。 弘前市では6日に今冬初の豪雪対策本部会議が開かれ、被害状況を共有した。市によると、桜の名所として知られる弘前公園では4日までに松やしだれ桜など17本が倒れているのを確認した。 また、国の重要文化財に指定されている弘前城二の丸未申櫓(ひつじさるやぐら)では、近くに生えていた松が2階部分に倒れ込んでひさしが壊れた。二の丸東門も折れた松が当たるなどの被害が出た。【江沢雄志】