札幌市南区の住宅に侵入し貴金属などを盗んだとして男２人が逮捕された事件で、すでに別の強盗事件で起訴されている実行役の男が「闇バイトはニュースで話題になっていて稼げると思った」などと供述していることがわかりました。 （山﨑記者）「午後１時です。鈴木容疑者が出てきました。警察車両に乗り込みます」 神奈川県の建築作業員・鈴木陸容疑者と札幌市北区のタクシー運転手・三田兼輔容疑者は、２０２４年１０月３日から４日までの間、札幌市南区の空き家に侵入し、貴金属などを盗んだ疑いが持たれています。 鈴木容疑者は調べに対し容疑を認めていて、「借金をリセットしようと思った。闇バイトはニュースなどで話題になっていて稼げると思った」などと供述しているということです。 鈴木容疑者は豊平区の強盗事件に関与したとしてすでに起訴されています。 運搬役として逮捕された三田容疑者は、「勤務中にタクシーに人を乗せて、闇バイトの指示役に指定された場所まで送り届けた」などと容疑をおおむね認めているということです。 ２人はともに「互いに面識はなく、当日に初めて会った」という趣旨の供述をしていて、警察は２人が同じ人物から秘匿性の高いアプリを通じて犯行の指示をうけていたとみて調べています。