「光る君へ」惟規が涙を誘った3つのこと 急転直下の悲劇に激震…
三つ目は、惟規が結んだ母娘の絆。賢子(南沙良)の裳着の儀ののち、惟規はかつてまひろが裳着を迎えた際には為時との仲が最悪だったことを思い返し、「賢子の母は姉上だけなのだから」「きっと……みんなうまくいくよ」とまひろを励ました。裳着の儀ではまひろには一切礼を言わず、「母上と同じ道を行きたくはございませぬ」とかたくなに宮仕えを拒んでいた賢子だったが、惟規を亡くし号泣する母を目にすると、その悲しみを推しはかるかのように抱き寄せ、惟規を悼んだ。
父・為時に賢子の実父が左大臣・道長(柄本佑)であることをサラリとばらしたり、道長に姉のことを託したりと視聴者が「次は何を言い出すのか」とヒヤヒヤしながらも、どこまでも家族思いだった惟規。“嫌な”予感はあったとはいえ、あまりにもあっけない最期にショックを受けるファンが続出し、その“ロス”は計り知れないものがある。(石川友里恵)