井岡一翔「もう一度はい上がる姿を見せたかった」前回は0-3の判定負け…おおみそかにマルティネスと『ダイレクトリマッチ』
ボクシング元世界4階級制覇王者の井岡一翔(35)=志成=が18日、東京都内で会見し、大みそかに東京・大田区総合体育館でWBAスーパーフライ級王者フェルナンド・マルティネス(33)=アルゼンチン=と対戦すると発表した。両者は7月に井岡がWBA王者、マルティネスがIBF王者として世界2団体統一戦を行い、井岡が判定0―3で敗れていた。今回は世界2団体統一王者だったマルティネスがIBF王座を返上してのWBAタイトル戦となる。 「前回負けているので必ず彼にリベンジしたい思いです」と井岡。7月の試合では井岡が前に出る攻撃的なボクシングを見せたが、そのスタイルが得意なマルティネスを上回ることができず、ジャッジ1者がフルマークをつける12~4ポイント差で敗れた。試合後は進退を決めることはできないと話していたが「彼との試合が実現しなくても現役を続けようという気持ちはあった。もう一度はい上がる姿、人生において何度でも立ち上がれる強さを、周りの人に見せたいという思いが強くありました」と理由を説明した。 今回は両者ともに試合を挟まない再戦「ダイレクトリマッチ」となる。IBFは理由のない世界戦のダイレクトリマッチを禁じており、そのためにマルティネスがIBF王座を返上した。「タイトルを失うのは分かっていた。でもそれでも試合を受けたかった。皆さんが喜んでくれた試合だったから」と王者は理由を説明した。試合はインターネット配信のABEMAが無料生配信する。
中日スポーツ