【小林製薬】「紅麹」とは何か?一部原料ロットから『未特定の物質』のピークを検出、健康被害の原因か…2人は一時、透析が必要
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22日午後、小林製薬は紅麹関連商品を摂取した少なくとも13人に健康被害が出ている件について、緊急の記者会見をしています。 【LIVE】小林製薬の小林章浩社長らが会見 健康被害の詳細は? まず「紅麹」とは一体何なのか――。麹は米や麦など穀物の発酵に用いられるもので、日本では古くから使われています。会見によりますと、紅麹は、米などを麹の一種である「紅麹菌」で発酵させてできたもので、紅色をした麹だということです。 今回、紅麹の関連商品を摂取して、腎疾患などで入院した人は6人いて、そのうち5人が退院済みだということです。これと別に通院している人が7人いるということです。また2人が一時的に透析が必要になったということです。
未特定だが「通常なら見られない物質」が検出
会見によると、一部の紅麹菌では有害性のある「シトリニン」を作ることが報告されていて、当初、治療を行った医師からも「シトリニン」が含まれていないか問われた、ということです。しかし、シトリニンは検出されていないということです。 続いて、調べていく中で、ある医師からはアレルギー反応による症状の可能性が高いのではないかという見解を得たということです。 さらに調べていく中で、一部の製品ロット、紅麹の原料ロットについて、通常ならみられない物質が、ピークの形で検出されたということです。 現状、その物質を特定するまでには至っておらず、大学の研究機関などで特定作業を行っているということですが、小林製薬は、それが原因となった疑いがあるとみています。また、物質の正体については、確定していないものの、「何かカビからできるものではないか」としています。
自主回収の対象は「紅麹コレステヘルプ」「ナイシヘルプ+コレステロール」「ナットウキナーゼ さらさら粒GOLD」3商品になります。また電話で健康相談を受け付けています。 【小林製薬 紅麹健康相談受付センター】 電話番号:3月22日~26日 0120‐5884‐12 3月27日以降 0120‐880‐220