自転車の酒気帯び運転、広島市中心部で5人摘発 広島中央署、改正道交法施行受け検問
自転車の飲酒運転などの罰則を強化した改正道交法が施行された1日の未明、広島中央署は広島市中区で自転車の取り締まりをした。利用者に改正法の施行を知らせるとともに、酒気帯び運転の疑いで5人に交通切符(赤切符)を交付した。 【写真】自転車の利用者(左端)に飲酒の状況を聴く署員 署員約20人が平和記念公園内の市道で午前0時から約1時間半、検問した。約100台を止めて利用者の呼気を検査し、「きょうから罰則が厳しくなっています」などと呼びかけた。酒気帯び運転の基準値以上のアルコールを検知した人には、酒を飲んだ場所や時間、理由などを聴き、刑事処分の対象となる赤切符を渡した。 改正道交法は、自転車の酒気帯び運転や走行中の携帯電話使用(ながら運転)に罰則を新たに設けた。同署交通2課の大野壮登課長は「自転車も車と同じ車両だという意識を持ち、ルールを守って乗ってほしい」としている。
中国新聞社