「一つの取引で関係決まらず」 強固な日米同盟アピール 米国務長官
【ワシントン時事】ブリンケン米国務長官は8日、訪問先のパリで記者会見し、バイデン大統領が日本製鉄によるUSスチール買収計画の中止命令を出したことに関し、「一つの取引で(国家間の)関係が決まるわけではない」と述べ、日米関係に与える影響は限定的との認識を示した。 ブリンケン氏は買収計画を巡り、日本側との立場の違いを認めた一方、日米が互いに最大の対外投資国であると強調。「日本との同盟はこれまでになく強固だ」と指摘し、関係は盤石だと訴えた。