堤真一・松雪泰子・古田新太ら出演、劇団☆新感線「吉原御免状」がゲキ×シネ20周年第6弾に登場
劇団☆新感線の舞台作品を映画館で上映するゲキ×シネの、20周年を記念した“ゲキ×シネ20th記念プロジェクト”第6弾に、 2005年に上演されたSHINKANSEN☆PRODUCE いのうえ歌舞伎「吉原御免状」が登場。10月25日より全国25の映画館で期間限定上映される。 【動画】GEKIxCINE Official ゲキ×シネ「吉原御免状」予告(他9件) 「吉原御免状」は劇団☆新感線“いのうえ歌舞伎”の1つで、隆慶一郎による伝奇時代小説を原作に、中島かずきが脚色、いのうえひでのりが演出した作品。明暦3年、若き剣士の松永誠一郎は、師であり育ての親でもある剣豪・宮本武蔵の遺言により、肥後から江戸の遊郭・吉原へと向かう。誠一郎はそこで、秘密組織・裏柳生の総帥である柳生義仙に出会い……。同作には松永誠一郎役の堤真一、勝山太夫役の松雪泰子、柳生義仙役の古田新太のほか、京野ことみ、梶原善、橋本じゅん、高田聖子、粟根まこと、藤村俊二らが出演した。 購入特典として、メインキャスト9人のビジュアルデジタル画像と、鑑賞後にもらえるムビチケデジタルカードが付属したムビチケ前売券が、ムビチケ公式サイトにて販売されている。さらに10月27日には東京・新宿バルト9にて本編上映後に、中島、ゲキ×シネプロデューサーの金沢尚信、作家の永井紗耶子が参加するアフタートークショーの開催が決定した。 ■ いのうえひでのりコメント この作品のクライマックスの堤クン演じる松永誠一郎と古田演じる柳生義仙の一騎打ちの立ち回りの迫力と殺気は、数ある新感線の殺陣・アクションシーンの中でも、ベストバウト。五本の指に入る名シーンではないでしょうかね。 隆慶一郎先生の原作をリスペクトすることありきで作られた舞台なので、いつものように新感線的小ネタが入っていないのも映画的には見易いのかも。 是非、スクリーンで観て欲しい。とても、映画的なゲキ×シネだと思います。 ■ 中島かずきコメント あの公演から19年を経た今、ようやくゲキ×シネとして新感線版「吉原御免状」が甦る。 改めて大きなスクリーンで観ることが出来て嬉しい。 みんな若いが、とにかく、堤真一さんの松永誠一郎がいい。対する柳生義仙の古田くんもまだ若くギラギラとした凄みも利いている。 2人のクライマックスの死闘は圧巻だ。 新感線としては異色の本格時代劇。いのうえ歌舞伎の新しいステージはここから始まった。その意味でも思い出深い作品だ。 そして、この作品が気に入ったなら是非、隆慶一郎氏の小説を読んでほしい。新感線ファンならきっと楽しめるはずだ。いのうえ歌舞伎の源流の一つが、間違いなくここにあるのだから。 ■ 金沢尚信コメント ゲキ×シネは今年で20歳になりました。この節目にどうしてもゲキ×シネとして上映したかったのが本作「吉原御免状」。 当時ゲキ×シネとして製作するつもりでしたが、上映まで辿り着けませんでした。だからといって本作への熱意は消えることなく、どこかで必ずやり遂げたい。ことあるごとに強く念じ続けてきました。再挑戦する上でまず考えたのは、今現在持てる総力を持って19年前に挑みたい。2005年には出現していなかった技術や持ちあわせていなかった知識を使って、世に送り出す。大いにエキサイティングなチャレンジです。 エンドクレジットには、すでに鬼籍に入られた方もおられ、時間がとても深く刻まれたことが実感できます。この作品に関わったすべてのキャストとスタッフに深く感謝いたします。 ゲキ×シネ第28作、時代を超えて登場する新作、そして19年を経た執念の上映。とくとご覧ください。 ■ ゲキ×シネ20th記念プロジェクト第6弾 ゲキ×シネ「吉原御免状」 2024年10月25日(金)~11月8日(金) 東京都 新宿バルト9 大阪府 T・ジョイ梅田 ほか □ SHINKANSEN☆PRODUCE いのうえ歌舞伎「吉原御免状」 原作:隆慶一郎「吉原御免状」(新潮文庫) 脚色:中島かずき 演出:いのうえひでのり 出演:堤真一、松雪泰子、古田新太、京野ことみ、梶原善、橋本じゅん、高田聖子、粟根まこと、藤村俊二 ほか