米、ガザ停戦交渉「溝狭まる」 大統領補佐官、前進に期待表明
【ワシントン共同】カービー米大統領補佐官は15日、米国など3カ国が仲介するパレスチナ自治区ガザの停戦交渉について「溝は狭まってきている。障害は乗り越えられる」と記者団に述べ、前進に期待を表明した。停戦交渉は同日、カタールの首都ドーハで再開した。 カービー氏は「停戦案は複雑で、やるべきことはまだたくさんある」とも説明し、16日も協議が続くとの見通しを示した。イスラム組織ハマスが拘束する人質解放やガザのパレスチナ人救済、イスラエルの安全保障、地域の緊張緩和のために迅速な合意が必要だと訴えた。 今回は3カ国がイスラエルと協議後、ハマスと協議する時間差での間接交渉となる。カービー氏は「過去にも今日のドーハでの動きとよく似た流れがあった」と述べ、大きな問題ではないとの考えを示した。 また、ハマスの最高指導者ハニヤ氏の暗殺を巡りイスラエルに報復を宣言したイランに対し、米国が第三者を介して自制するよう呼びかけていると明らかにした。