手作りロボットの「足踏み」公開 大阪のものづくりまつりで
子どもたちが技術力PRの動画やパンフ作成
西淀川区のものづくり力を発信する子ども広報部員「ものづくりレンジャー」が、PR動画や会社パンフレットを作ってプレゼン大会に臨んだ。 隊員たちは昨年に続く2期生。新免工業へ工場見学に出掛けた「に~よんGO!!」チームは、初めて動画による広報戦略に打って出た。同社は金属表面処理加工の専門企業。技術力の高さを知らせるため、隊員たちが台本を書き、工場内での撮影を敢行。隊員や区役所職員が撮影を担当し、サポートスタッフが動画の編集を手掛けて完成した。撮影に協力した新免謙一社長は「子どもたちが少しでもものづくりに関心をもってくれることはありがたい。みんなで西淀川、日本のものづくりを盛り上げていけたら」と期待を示す。 「ファイブ☆レインボー」チームは、フリー鍛造加工を得意とする東福鍛工の会社パンフレットを作成した。「燃えて、鍛えて、職人魂」。表紙を飾るキャッチフレーズだ。いささか泥くさい表現だが、熱い現場で黙々と仕事に打ち込む技術者たちの姿が目に浮かぶ。 8ページ構成で、隊員たちによる手書きの文字や手描きイラストが、なぜか味わい深い。工場見学やインタビューの成果が反映されている。プレゼンタイムには田中君枝副社長が駆けつけ、「ありがとう」と感謝の言葉を贈った。町工場をイノベーションの拠点へ。世代を越えた西淀川の取り組みに、関心が集まる。 詳しくは西淀川区役所の公式サイトで。 (文責・岡村雅之/関西ライター名鑑)