メンバー活動休止で大ピンチの「夢みるアドレセンス」、伝説のライブを約束
19日にZepp ダイバーシティ東京でツアーファイナルを迎える夢アドこと「夢みるアドレセンス」。12日には都内で、今夏公開の主演映画「『超』怖い話2」完成記念イベントも開催、波に乗る。すべて順風満帆……といいたいところだが、実はただいま大変な逆境だ。5人のメンバーのうち1人が昨秋から病気療養、1人が年明けから活動自粛。ステージも振付や歌割りを5人用から4人用、さらに急きょ3人用に変更し、残されたメンバーが必死の覚悟で夢アドを守っているのだ。映画の完成披露試写を終えた荻野可鈴、志田友美、京佳の3人を直撃した。
5人用の振付けと歌割りを急きょ3人用に変更
夢みるアドレセンスは2012年に結成。人気ティーンファッション誌のモデルを中心に選ばれたメンバーは6人。その後1人が卒業し5人組に。当初はアイドル音楽劇グループとして思春期を意味するアドレセンスという言葉に沿うように、地道に公演やイベントを重ねファンとともに成長していった。2015年3月には満を持してソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズからメジャーデビューを飾っている。 初期からリーダーを務めてきた荻野は、3人での活動を「頑張ることが倍増えました」と表現した。17歳と最年少の京佳は、「倍以上に増えました」とさらに輪をかける。「5人グループなのに4人になって、振りと歌割りを修正したら、すぐにもう一人が休みに……。5人の曲を3人で歌うのは、消費カロリーが高いんです」と続ける。療養中の小林れい、自粛中の山田朱莉のファンにもコンサートにきてほしいと3人。
大人に近づいてきた5年間
「Zeppの大きいステージで3人って、この先あるかわからない。先のことは何もいえませんが、いまの3人にしかできないことが絶対ある。全力でお返しするので、観にきて欲しいです」(荻野)、「5人から3人になるって、お客さまの目が3人に集中するから見られるチャンスも多くなる。Zeppのステージに負けない大きなパフォーマンスで皆さんを魅了します」(志田)、「あのときの3人の夢アド見たんだぜって、あとでいえるような伝説のライブをします」(京佳)と、それぞれ力強い。