【日本代表・シリア戦予想布陣】久保は右シャドー、堂安は右ウイングバックで先発か? 3バックは冨安&板倉&町田の東京五輪トリオで臨む!
前田大然が別メニュー。左の翼は相馬か?
8日の時点で一部、別メニューで調整していた久保建英がすでに全体練習に加わっていると森保監督は前日会見で話しており、そうであれば右シャドーの一番手は久保で間違いない。シャドーには他にも南野拓実や堂安と同じくミャンマー戦で45分間だけ出場した旗手怜央ら候補者がいることからも、堂安が先発で出るとすれば、やはり今回は右のウイングバックとなる可能性は高い。 その右のウイングバックの候補者には堂安のほかに、相馬勇紀や長友佑都、ミャンマー戦で62分間出場した菅原由勢がいるものの、長友は今回の活動期間で別メニュー調整していた日が多く、無理はさせないのではないか。出番があるとすれば試合の途中からだろう。 菅原も出るなら今回は途中からと見る。そして相馬は、途中出場したミャンマー戦で務めた右ではなく左のウイングバックで先発する可能性の方が高い。本来の左の先発候補だった前田大然は右足の張りにより、前日は全体練習に加わらず室内で調整を行った。あくまで調整とのことだが、大事を取って出場は限定的なものになりそうだ。 また、前節、左ウイングバックで先発した中村敬斗は途中、シャドーにポジションを変えながらもフル出場しており、今回はベンチスタートが濃厚。以上の理由から左ウイングバックには、両サイドでプレーできる相馬が先発すると予想した。右は堂安、左は相馬だ。 2シャドーの左を担うのは、南野で決まりだろう。ミャンマー戦に出場しなかったのは、この試合に先発するためだったはずだ。一方の右については、ケガの状況がはっきりわからないものの、前述の通り久保と予想する。本人は前日練習後に「試合に出る準備はできている」とコメントしており、シリア戦は南野と久保の2シャドーで臨む。右シャドーの久保と右ウイングバックの堂安が時にポジションを入れ替えながら、右サイド攻略する形も期待できそうだ。 1トップは、上田綺世が務める。前回のシリア戦で2ゴールを決めており、今回も複数得点を望みたいところ。その多彩なシュートパターンのうち、どの形を使ってネットを揺らしてみせるのかにも注目したい。 シリア戦に勝利すれば、日本は全勝で2次予選を終えることになる(うち1試合は不戦勝)。無失点なら、すべてでクリーンシートを達成したことにもなる。最終予選に弾みがつく『圧勝突破』という結果を得られるか。 注目の試合は今夜(11日)、19時10分にエディオンピースウイング広島でキックオフされる。 取材・文◎佐藤景
サッカーマガジンWeb編集部