“過去の教訓” 活かした対策を 佐世保市でグループホーム職員を対象とした火災訓練《長崎》
NIB長崎国際テレビ
佐世保市でグループホームの職員を対象にした訓練が行われ、消火や避難の手順を確認しました。
佐世保市と周辺のグループホームの関係者など約40人が、火災の発生時間、場所など状況別に訓練に臨み、入居者の安全確認や消防への通報について学びました。 (参加者) 「火事などが起きた時に夜勤が1人なので、避難誘導させる時に焦らずにスムーズにできるよう、心がけたい」
(参加者) 「真剣にプロの方に見てもらって、訓練ができるのはとてもありがたい」
県内では、2006年に大村市のグループホームで高齢者7人。2013年には長崎市で5人が犠牲となる火災が発生。
防火設備に不備があったことなどを受け、スプリンクラーの設置が義務化されました。
(佐世保市消防局 松山 邦之 予防課長) 「全体で学んでもらうことで、さらに施設の職員の防火意識を高めることができることも目的」 訓練では、消火器の使い方やケガ人の搬送方法も学び、高齢者施設における対策を改めて確認していました。