冷めない「韓江ブーム」…電子書籍を含め100万部超=韓国
小説家の韓江(ハン・ガン)氏がノーベル文学賞を受賞して5日目の15日、関連書の注文が続いている。出版界は早ければ同日夜、韓江氏の本の累積販売量が100万部を超えるものと予想している。 イエス24、教保(キョボ)文庫、アラジンなどの大型書店によると、韓江氏の本は同日午後4時、紙の本を基準に97万2000部が販売された。イエス24は40万9000部、教保文庫は33万3000部、アラジンは23万部だ。 電子書籍を含めると、すでに100万部を超えている。3社の電子書籍販売量は7万部で、電子書籍を含めた韓江氏の本は約105万部が販売された。 出版界は同日夜遅く、または明日午前ごろ、100万部を突破するものとみている。 今月10日、韓江氏は韓国人作家としては初めてノーベル文学賞受賞の栄誉に輝いた。スウェーデン・アカデミーは韓江氏の作品世界を「歴史的なトラウマに立ち向かい、人間の弱さを表わした強烈な詩的散文」とし、今年のノーベル文学賞受賞者に選んだと明らかにした。 朗報が伝えられた直後、韓江氏関連書籍の注文が殺到し、一時大型書店のサイトがダウンしたりもした。 韓江氏の本はこの日販売が多少落ち着く様子だが、依然としてベストセラーでは絶対的な強勢を見せている。イエス24では1~8位まで、教保文庫では1~11位までを韓江氏の本が占めている。