センバツ 広陵と呉、聖地の感触確かめ 開会式リハ /広島
<第91回選抜高校野球> 第91回選抜高校野球大会の開会式リハーサルが22日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場であった。県勢の広陵と呉の選手たちは聖地の土の感触を確かめながら、本番に向け気持ちを高めていた。 【熱闘センバツ全31試合の写真特集】 広陵は桁谷(けただに)悠世マネジャー(2年)を先頭に行進。甲子園の空気を知り、後輩に伝えてほしいと3年生から先導役を任されたという。桁谷さんは「思ったほど緊張しなかった。本番もこの感覚を忘れずに先導したい」と話した。選手宣誓を務める秋山功太郎主将(3年)は入浴時間や寝る前に30回ほど練習したといい、リハーサルでも堂々と大きな声を出していた。「今日の出来は80点。明日は100点を目指したい」 呉の上垣内俊早主将(3年)は「甲子園の広さを改めて実感した。緊張もあるが、チーム状態も上がっているので楽しんでプレーをしたい」と話した。曽根陸選手(同)は「夢に見た場所。一歩一歩、しっかり踏みしめた」と感無量の様子だった。 呉はその後、大阪府豊中市の豊中ローズ球場で走者を置いた打撃練習などを行い、試合での動きを確認。塩田開都選手(同)は「試合では初球からフルスイングで臨みたい」。秋山達紀選手(2年)は「攻守でチームに貢献したい」と意気込んだ。【礒野健一、隈元悠太】