毎日の口腔ケアで、糖尿病・高血圧などのリスク回避?生島ヒロシがナノテクノロジーを応用した最新“歯磨き粉”に注目!
◆日本人の多くが歯周病を患っている?
生島:今回、ホソカワミクロンはナノテクノロジーを活かした歯磨き剤「ナノラル 薬用ホワイト&プロテクト」を作ったんですよね。 細川:今年の3月に発売されたばかりの新商品で、ナノカプセルをオーラルケアに応用したものです。たとえば育毛剤であれば、このカプセルのなかに育毛成分を入れてなかなか届かなかった場所、毛根にまでしっかり栄養を届けます。 それに対して、今回の歯磨き粉はカプセルのなかに殺菌成分を入れています。ナノカプセルがブラッシングだけでは届かないお口の隅々まで浸透して、口中を徹底殺菌することが可能となりました。 生島:素人考えですけど、虫歯とか歯周病対策にもよさそうですね。僕は局のラジオでゲストにいらしたドクターたちと話す機会があったりするんですけど、先生方は長寿を目指すには腸内環境を整えると同時に、お口のケアもしておくことが重要とおっしゃっていました。今、日本人って歯周病になる人の割合がどんどん増えているそうですね? 細川:そうですね。30代以上の3人に2人が歯周病に慢性的に罹っていると言われています。 生島(勇):ほとんどですね! 細川:テレビに出る機会も増えて、私自身も歯に悩んでいた時期がありました。オーラルケアも非常に大事ということで、それを解決するために開発したと言っても過言ではありません。「ナノラル 薬用ホワイト&プロテクト」は、当社のナノテクノロジーを応用した新発想のオーラルケアを実現します。
◆バイオフィルムの除去が歯周病ケアにつながる
生島:歯周病の原因菌は何ですか? 細川:バイオフィルムと呼ばれる口のなかの細菌ですね。これは固まってしまう習性がありまして、そうなるとなかなかブラッシングで取ることができません。 生島:いわゆる歯石とか歯垢ってやつですか? 細川:おっしゃる通りです。歯石はさらに固まってしまって石灰化したもので、一般的にプラーク(歯垢)と呼ばれるものは、細菌が固まってしまってバリアになってしまうんですね。そうすると殺菌成分を受け付けなくなってしまいます。 そこで着目したのがナノテクノロジーということで、バイオフィルムには表面に小孔があり、当社のナノカプセルならこの僅かな隙間をも通り抜け、浸透させることが可能になりました。 また、浸透したあと、カプセルが溶けて殺菌成分をバイオフィルムの内側から放出しますので、きれいにバイオフィルムを取り除くことができるということです。 生島:すごいですね。ホソカワミクロンは歯磨き粉に関しては歴史が浅いわけじゃないですか。何年も歯磨き剤を作ってきている老舗の会社は、ナノテクノロジーを用いた歯磨き剤って作っていないんですか? 細川:私が聞いたところでは、ナノカプセルを応用しているオーラルケアはあまり聞いたことがないですね。