キャプテン渡辺が競馬に魅了された理由「楽しくてお金まで増える娯楽は他にはない」
2年連続で漫談イベント「漫談スタイル」を開催し、大盛況を収めたキャプテン渡辺。今年は12月25日(水)クリスマスに独演会「漫談スタイル3」を杉並公会堂小ホールで行う。改めて漫談への思い、そして冬の一大イベント・有馬記念などについても話を聞いた(前後編の前編) 【写真】独演会を開催するキャプテン渡辺 ──今年で3回目を迎える「漫談スタイル」。第1回、第2回ともに成功を収めていますが、そもそもキャプテン渡辺さんの漫談の原点はどこにあるのでしょうか? 「キラッキラーズ」というトリオをやっている時にとにかくバイトを辞めたくて、お金を稼ぐ方法をずっと考えていました。当時、吉本に競輪小僧という芸人がいまして、全く売れていなかったんですけど、競輪のネタでちょこちょこ営業をもらっていたんです。それで食えるか、ぎり食えないかくらいは稼いでいて、「なるほど、そういう手もあるな」と。 そんな時に、当時の相方の松本りんす(現:だーりんず)に「海物語のキャラクターの格好をしてネタやったら、パチンコの仕事来るんじゃないの?」と言われまして。いざやってみたらとんでもなくウケて、それが漫談だったんです。そこが始まりです。 ──漫談というと、常に一人でマイク1本ですよね。怖さみたいなものはないのでしょうか? 怖いです。1回目は本当に怖かったです。誰にも頼れないじゃないですか。ネタを忘れることもできないし、すべったら怖いし。だから鍛えられますよ。3分とか5分だったら、その短い時間を逃げ切るじゃないけど、3分経てば終わるじゃないですか。ただ、ウケていない時間が90分もあったらどうするんですか(笑)。その恐怖感は常にあります。 ──そんな中、今年で3年連続の独演会を迎えます。こうしたいといった目標はありますか? 今年はやっぱりもうクリスマスなので、みんなで良いクリスマスを迎えて、いい年越しをしたいなっていう気持ちはありますね。気持ちよく笑って帰っていただきたいです。 ──具体的にはどういった感じでネタを準備されているのでしょうか? 1回目、2回目もそうでしたけど、とにかく好きなことだけをやる。ライブでは、テレビでできないようなネタをやってどうすんだみたいな風潮ってやっぱりあるんです。でも、それを意識しないでやりたい。放送禁止用語を言うとかそういうことではなく、サイズですね。テレビではなかなか10分もネタができないじゃないですか。今まではTVサイズのネタをよく作っていたんですけど、今回は15~20分で考えております。 ──漫談もそうですが、キャプテン渡辺さんは自分の趣味を仕事につなげているかと思います。特に競馬は『ウイニング競馬』(テレビ東京系)にレギュラー出演していますが、改めて初心者に向けて魅力を教えてください。 スポーツの面白さとギャンブルの面白さが凄まじいハイレベルで両立しているのが競馬だと思います。オリンピックでウサイン・ボルトを見て興奮するように、馬がすごい速度で走るのを見るのはやっぱりワクワクします。あとはギャンブルなので、お金が増える可能性があるというのも魅力です。例えばテーマパークに遊びに行っても1万円は使うじゃないですか。競馬場もテーマパークみたいなものですよ。遊びに行って、普段見られない馬やレースを見て、お金を使う。ただ、テーマパークはお金が増えないけど、競馬は同じくらい楽しんで増える可能性がある。そこをおすすめしたいですね。そんな娯楽が他にどこにあるんですか(笑)。 ──確かにそうですね(笑)。他にもギャンブルがある中で、競馬だけの魅力があるとしたらどうでしょう? 馬が走っているというのもポイントかな。競輪や競艇、パチンコも楽しいと思うんですけど、やっぱり馬はかわいいです。子供とかも喜ぶじゃないですか。他のギャンブルもそれぞれ魅力はありますけど、競馬はよりレジャー感が強くなりますよね。