生田斗真 × ヤン・イクチュン 一命をとりとめてしまった2人が山小屋で絶体絶命の攻防 『告白 コンフェッション』
ニッポン放送「ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町」(日曜朝5時~)で、おススメの最新映画をご紹介しているコーナー『サンデー早起キネマ』。5月26日は、邦画の幅広さが実感できるタイプの違う3本をご紹介しました。 その1本は、傑作漫画を山下敦弘監督が映画化! 生田斗真・ヤン・イクチュン、日韓の実力派俳優がW主演で贈る絶体絶命の密室エンタテインメント『告白 コンフェッション』。
原作は、1998年に連載され話題となった同じタイトルの人気コミック。漫画の原作は「カイジ」の福本伸行氏、作画は「沈黙の艦隊」のかわぐちかいじ氏の共作です。
大学の山岳部OBで親友の浅井とジヨンは、16年前、登山中に亡くなった同級生さゆりのために十七回忌の慰霊登山を行いますが、その途中、猛吹雪で遭難してしまいます。 脚を大怪我し死を覚悟したジヨンは、“実は16年前、自分がさゆりを殺害したのだ”と浅井に“告白”。 「これで、長年背負ってきた十字架を降ろし、死ねる」そう思った直後、なんと眼の前に山小屋が! 2人は一命を取り留めます。 “告白”を聞いてしまった男と言ってしまった男……気まずい空気が流れる山小屋で、明け方、救助隊が来るのを待つ2人。 「ジヨンは告白したことを後悔しているに違いない……」 やがてジヨンの行動は常軌を逸し始め、狂気をはらんでいきます。どうする浅井!? 猛吹雪の夜の山小屋で、一線を越えた親友2人の攻防は、ある真実を浮かび上がらせ、想像の上をいく、衝撃の朝を迎えることに……。果たして?
もう、想像の上を行くなんてもんじゃありません!「ひえー!?」と思わず声がでてしまいます。狭いとはいえ、二階建て、台所や別室もある真っ暗な山小屋で、息をひそめた2人が一瞬の隙をつくスピード感あふれる攻防戦……手に汗握るとはまさしくこのこと。74分でよかった、ドキドキしすぎてそれ以上はもちません!
そんな死闘を演じた2人は、浅井役に、映画にドラマに大活躍の生田斗真さん。ジヨンには、韓国の実力派、『あゝ、荒野』の演技も絶賛されたヤン・イクチュンさん。大学時代の回想シーンにさゆり役の奈緒さんが登場するものの、ほとんどが山小屋の2人。凄まじい演技でした。