<春に挑む>センバツ 京都外大西/京都国際 選手紹介/10止 /京都
◇殻破り、手にした風格 京都外大西 乾光葵(みつき)主将(2年) 個性的な選手がそろうチームをまとめる、頼れるキャプテン。腕立て伏せのトレーニング中には、多くの仲間に囲まれて「もっと腕を曲げろ」と追い込みを掛けられるなど、チームメートに愛されている。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち しかし、厳しさを見せる場面も。上羽功晃監督によると昨年12月、地面に置かれたタイヤを押すトレーニングでレギュラー陣が軽いタイヤを選んでいた時には、ガツンと一喝したという。本人も「今までは仲間に強く言うことができなかった。自分の殻を破った瞬間だった」と振り返る。全国大会に出るチームの主将としての風格が備わってきた。 「京都外大西の名前を全国へ」。強い京都外大西を取り戻すため、強い覚悟を持ってセンバツに臨む。 (1)奈良県天理市立西中(2)179センチ、75キロ、右投右打(3)フェルナンド・タティス(パドレス)(4)かき(ポン酢で食べます) ◇攻守の軸、再び聖地へ 京都国際 藤本陽毅(はるき)選手(2年) 1年の夏から遊撃のレギュラーで、現在のメンバーでただ一人、甲子園を知る。野手のリーダー格として期待されていたが昨秋、ウイルス性肝炎にかかり、約1カ月の自宅療養。府大会準々決勝からチームを離れ、ようやく近畿地区大会準々決勝からボールボーイとしてチームに帯同できるようになった。 不在の間に「藤本と一緒にセンバツへ」を合言葉にチームはまとまった。練習復帰直後は「バットの芯に全然ボールが当たらず焦った」というが、「日本一の練習をする」と覚悟を決め、再び攻守の主軸に戻りつつある。 小牧憲継監督も「冬の間に一番伸びたのでは」と話す。OBの上野響平(現オリックス)の高校時代の守備をネットで見て、指導を受けようと決めた。 (1)福岡市立和白中(2)170センチ、70キロ、右投右打(3)ムーキー・ベッツ(ドジャース)(4)母の作る料理、豚肉 ……………………………………………………………………………………………………… (1)出身中学(2)身長、体重、投打の左右(3)好きな野球選手(4)好きな食べ物 〔京都版〕